-秋side-
「…え……」
…僕が現れてから?
「…遥……
さっきみたいに
僕の名前……呼んでよ…」
「……何の事…?」
…っ?!
「遥?」
「…何言ってるの?」
『秋ちゃん…』
さっきの遥の声が
頭にこだまする…
昔からの僕への呼び名…
とても懐かしかった…
「遥……冗談やめてよ…
さっき『秋ちゃん』って昔みたいに呼んでくれただろ」
「…『秋ちゃん』?
…昔みたいに……?」
遥の様子から
本気で分からないって事はよく分かった。
…でも、なぜなんだ…?
秋は一つの可能性を見つけた。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…