…ハッ…
遥は目が覚めた。
「遥っ!!」
目の前には心配そうに覗き込む秋の姿があった。
「大丈夫?!」
「……私…
なんで…」
「倒れたんだよ!ここ保健室。」
「そう……」
呆然と天井を見つめる。
…なんだか、とても長い夢を見ていたような…
「最近、突発的に頭痛に襲われるの…
今日は意識が…
…何かの病気なのかな…」
天井を見ながら
独り言のように呟く遥。
「頭痛?!
どうゆう事?」
秋は遥を心の底から心配していた。
「…でも、この頭痛………
あなたが私の前に現れてからなの…」
秋の顔をまっすぐ見て、遥は言った。
