幼い遥は驚き、 そして真っ赤になった。 『これは、二人だけの… 秘密…ね…」 鼻のあたりに人差し指を立てながら その男の子は笑顔で言った。 『う、うんっ! 内緒…ね』 遥は真剣な顔で、 同じように鼻に人差し指を立てながら答えた。 二人とも、 幸せそうだ… 幸せだった… 秋ちゃんがいるまでは…