グイッ 秋は遥の腕をつかみ、自分の方へ引き寄せた。 そして、自分の唇を遥の唇に押し当てた。 「…?!!!」 「……」 「んんっ…」 なかなか自分から離れようとしない秋の胸を叩き、 必死に遥はもがいた。 長いキス… 遥の胸に暗い霧がたちこめ始めていた。