君は僕の…僕は君の…



-数週間後-



「おはよう』


「あ、おはよー」





友達のサキが遥の机の前に座った。




サキとは1年の時に同じクラスで、友達になった。

残念な事に今年は離れ離れになってしまい、休み時間にたまに来てくれるのだ。




「どう?新しいクラスは。」



「うーん…まぁ、ぼちぼちかな。サキは?」




「こっちも。イケてる男子がいないんだよね~」


「もうっサキってばそんな事ばっかり…」



「なーに言ってんの!ここは重要事項じゃないの!青春は待ってくれないんだよ!早く彼氏作ってぇ~高校生活満喫しなきゃ」



サキはいかにも女子高生とゆう風貌で、胸までの髪をいつも器用に巻いてきている。


「遥も早く彼氏作りなよ~」



「はいはい。」




サキにもトシ兄との事は話していなかった。