僕は 遥の記憶が戻った事を 喜んでいる… 嬉しくて、 仕方ない… 記憶が戻った事が 遥にとって地獄だったとしても… 僕は 嬉しくて仕方ないよ… これでもう、 分かるはずだ… この世で 信じて 信じ合えるのは… 僕だけなんだって… そして秋は、 表情を浮かべず、 部屋から出て行った。