コンコン…
「遥です。失礼します。」
ドアをノックし、中へ入った。
中に入ると、
ここの上田 達郎だけがそこにいた。
「あの…里子さんは…」
「今日は帰らねぇ。」
「へ?」
そう言って、
上田 達郎は遥がいる所まで歩み寄った。
「なぁ遥……お前、綺麗になったなぁ…」
「え…あ…ありがとう…ございます…」
いつもと違う雰囲気の達郎に、
遥は戸惑った。
「明日出てくんだろ?」
「…はい。
その挨拶に来ました。」
「そおか……
じゃあ、最後に…」
その瞬間、
達郎は遥をそばにあったベッドに押し倒した。
「最後に……
…俺に奉公していけよ。」
達郎はニンマリ笑った。
