ー遥sideー 遥はうなされて目が覚めた。 汗をびっしょりかいている。 どうしても、夢にアイツが出てくる。 あの男… あの光景… 頭の奥の奥に封印していた記憶は、 昨日の出来事をきっかけに、 せきをきったように溢れ出したのだ。 …私は、 一回死んだんだ。 …なのに、 なんで生きているの… …つらい…… …つらいよ… 秋ちゃん…