君は僕の…僕は君の…







「遥本人の口からは聞いていない。






この事実は、


あの養護施設の、








上野 達郎から聞いたんだ」








その名前を聞いたとたん、

秋の顔色が変わった。









「…そう…君もよく知っているだろう…あの男からの証言だ。






あの夫婦は、

捕まったんだよ。


遥が自殺未遂した翌日にね…」






秋は青くなり、
微かに震えていた。








「…一体どうしてだと思う?











あの男……


















遥に 性的な暴力をはたらいたんだよ。」