金目的ではありません



メガネ男がそう言うと、ソファに座っていた金髪の男が、あたしにむかって舌をだした



まぁ金はあったら困らないけどね

金髪男は、そう言うと再び私にむかって舌をだした



遠くで聞こえる聞き覚えのある着信音
携帯だ。あたしのだ
パパだ!!どうしよう、パパ助けて



メガネ男はゆっくりと歩いて私のバッグの中から携帯をとりだした



そして私に見せる。



これ、旦那さんからですか?



着信 蓮



うなづきながら言った

話させて、お願い、声聞かせて



メガネ男は、ゆっくり深呼吸をした
そして一言



始めるぞ



その言葉に犯人達がうなづく



もしもし。



メガネ男は旦那からの電話にでた