突然、外が騒がしくなった。

入口の一ヵ所を見ると、一人の男が立っている。


「用がないなら、さっさと行きなさい」


外にいる警察官が一般人に話しかけていた。

男はその場を離れない。

たぶん、警察の護衛が珍しいのだろう。


「行かないのなら、任意同行をしてもらう」


警察の一人が男に近づいた。

強制的にこの場から離れさせようとしたのだろう。

だが、警察官が男により、触ろうとしたとき………

警察官は突然、燃えだした。


「ああああ―――………」


警察官は倒れ、身体は燃えている。

護衛の警察官はその光景を見て、すぐに戦闘態勢に入った。