相棒はこれから『G』本部へ戻り、議長に任務報告をする。

一人が書類を作成し、報告するため、俺は不必要になる。

つまり、俺は現場の仕事を終われば自由になる。


「たぶん、議長はお前に審議を問うぞ」


俺が持ち物を持ち上げた時、相棒が俺に忠告をした。


「その時は連絡を頼む」


俺は相棒と別れ、その場を去った。




―――2日後

俺は『パーシャ』という国に来ていた。

この国は先の任務場所のように寒くない。

風が涼しい。

任務中の寒さが嘘のように思えた。

俺はこの国にあるマンションの一室に置かれたベッドに横たわっていた。

隣には女が一人いる。

名前は『マオ』

俺は愛人の部屋に来ている。