春「辛くないのか?」



百「辛いのは、太一を嫌いになる事。だから、もし離婚したとしても、私は太一を想いながら、健一を育てたい」



春「ん。百合亜らしいと思う」



春仁は、私の頭を撫でた後、「ママを支えてやれよ」と、健一の小さな手を握り、握手をして立ち上がった。

会社に戻ろうとする春仁。

しかし、公園から出る直前、ふと足を止めて、私に振り返って来た。