星「乗って」



レ「はい…」



迎えの車にレナさんも乗せ、野々山家を去る。

隣で落ち着かない様子の彼女。

振り返ろうとする姿に、感付いてしまった。



星「好きなんだ?」



レ「…わかりません。ただの、独占欲かも知れませんし。でも、追っても追っても、太一は奥さんと子供の話ばかりで」



星「けど、幼なじみとしては大切にしてくれてるよ」



悔しい位、僕が百合亜に対する情の薄さを感じてしまった。