春「無茶は止めてくれ。手術してるし…」



百「でも、健一が…」



春「俺は、お前の身体も心配なんだ」



百「…ごめん…」



春仁の真剣な表情に、私は目を逸らしながらも、今は大人しく居る事にした。

シーンとする病室。

健一を思いながらも、撃たれる瞬間や、その前後について思い出そうとする。

でも、その部分は欠落したかのように、思い出せない。