【橋本組】に着き、組員に車を駐車場へしまうようにお願いし、私は家に入った。



百「兄貴!」



留「百合亜、急にごめんな?
親父が無茶なお願いして…」



百「全然。お父さんは?」



留「さっき、空港に行った。
百合亜が来てくれるからってな」



兄貴の留季吾。

組長らしくなかった華奢な身体が、今では逞しくなってた。

なかなか、会えなかったけど、意外と立派にやってるみたい。