デスクチェアに腰掛け、月明かりだけの部屋で、ただ今後の事を考える。

本当は、離婚なんて考えずに、以前のように、楽しく、笑って過ごしたい。

ラブラブじゃなくて良いから。



健「…んん゛ー…っ…!」



携帯の時報で、0時になった事に気付いた時、健一が魘されるかのような声を上げ、泣き始めた。

ただでさえソファーで寝てくれてる啓太を起こさないように、健一を抱き上げて宥める。