「君大丈夫かい?」 へ? 色々考えていると誰かに声をかけられた。 私が顔を上げると優しそうな男の人が立っていた。 な、ナンパ? それか体目当てとか? どうしよう。 怖い。 「そんなに怖がる必要ないよ。僕はそこらの男と違うから」 「そ、そうなんですか...」 よかった。大丈夫そうな人だ。 「君家出したのかい?」 「...そんなところです」 もうあんな家に帰りたくないもん。 だから家出であってるか。 「いきなりなんだが、よかったら僕の学園に入らないか?」 .