「ハァ・・・」 ため息をついて歩き始める。 あたしには毎日の日課がある。 それは、祠に手を合わせること。 今から出かけるので、荷物を取って 今日も手を合わせようとすると、祠の陰にきらりと光るものがあった。 何だろうと思い、拾ってみると それはとても綺麗な―――― 「桜雪色の・・・石?」 そう言った途端、光を石が放ち梓紗は瞬間、つつまれた。