桜雪のごとく‐新撰組と現代少女‐





「すごいですねー・・・



「私と梓紗もすごいわよ?」



言葉つなげようとした梓紗にかぶって桜美が言ってきた。



梓紗は頭に、?マークを3つ浮かべた。


理由はそんなこと思い当たらないからだった。



「あたしたち、何かあった?」


「梓紗覚えてないのー!?」


ありえない!と叫ぶ桜美を流石にうるさく感じ耳を塞いだ。



「まったく・・・。私も梓紗も、人間国宝でしょ?」


「・・・そうだったっけ?」


「前になんか偉そうなやつが表彰してくれたじゃない。」



そこまで言われてようやく思い出した。


「・・・!。あぁ~わかった。

あのジジィとか偉そうなクソどもが

ウジャウジャいて吐き気がしたあれねぇ~」