「あなたのことずっと見てからわかるんだけど・・・」 紗雪が突然言ってきた。 その後は桜美が続けた。 「あなたのこと、とても大切に思ってるのよ?」 「誰が!?」 いきなりなんですか・・・!?と口をあんぐり開けてるあたし。 「あなたのおじい様よ」 「でも、じっさま実際あたしに怯えてたよ??」 そう、じっさまもホントは怯えてる。 たまに独り言で言うもん 『梓紗は力が強すぎる』って。 桜「違う違う!本当はとても心配してるんだって!」 紗「そうよ!おじい様の過去、知ってる??」