梓紗は林の中にいた。




どれくらい走ったのだろう




ぼんやりとそんなことを思う




そのとき、制御していた力が押し寄せてきた。






「や、ぁ・・・!」





必死に抵抗したが駄目だった。






梓紗は息を吸う




そして、











歌い始めた―――――――。