「・・・ッつ」






竹刀をおろした。






「・・・もう、部屋に戻っても、いい?」







驚くほど弱弱しい声をだし、みんなに問う






「あ、あぁ」






みんなびっくりしたように返事した。






そこには






いつもの梓紗がいないような





気の弱さがあったからだった。