永池くんが解いた問題を写すだけなのに1時間近くかかってしまった。 「永池くん。さっきはごめんね、」 数学の問題を提出して家への帰り道 永池くんに謝った。 「さっき?…………いつのこと言ってるの?」 「数学の授業の後……」 永池くんは首を傾けて少し考えてから 「謝るの遅いね」 って……今の言葉結構胸に“グサッ”と来た 「……ごめん…なさい…」 思わず顔が強張る。 「俺も悪いことしたから気にしないで、」 永池くんは私の頭をポンポンっと叩いた。 「えっ、」 その行動に顔が赤くなった。