後ろを振り向くと永池くんが立っていた




「あっあの……」




ま、まずい……。





「けっ決して…悪口を言っていたわけじゃなくて……その…えっと…………」




愛結に目で助けを求めたのに知らん顔




どっどうすれば……





「俺って性格悪いんだ?」





「…へっ?……あのっ…だから…その…そういうわけじ─キーンコーンカーンコーン





最悪なタイミングでチャイムが鳴り





「おーい!授業始めるぞ!」




先生が入って来てしまって



「あのっ、永池…くん……」




永池くんは席に戻ってしまった。