急いで顔を洗って髪をとかし


2階へ駆け上がりパジャマから制服に着替えた


制服のリボンを結びながら階段を降りると



「朝ごはんは?」



永池さんがキッチンから出て来た




「ごめんなさい、時間が……」



食べてる時間がない…




「……。」



うぅ…無言で怖いよ……



「弁当」




「えっ?」



永池さんは私にお弁当箱を差し出した



「永池さんが作ってくれたんですか?」



「他に誰が作る?」



「そっそうですよね、

ありがとうございます

じゃあ行ってきます…」



ゆっくりと家を出ると駅まで走った