そしてそのまま家の玄関へと走った



私はきっと耳まで真っ赤



見ず知らずの大人の男の人にブラとパンツを見られた……



「うぅー…」



恥ずかしくて顔を手で覆って玄関にしゃがみこんでいると



─カチャ




洗濯を終えた永池さんが玄関に入って来たから


目を合わせない様に下を向いて


玄関のタイルに意識を集中させた




「…時間大丈夫?」




「………時間?」



永池さんは靴箱の上に置いてある時計を指差す



立ち上がって時計を見ると7時半を回ろうとしているところだった



…………ヤバい!



「遅刻ーっ!!!」