ここは……学校…………?


放課後、かな?


アタシ、保健室のドアの前に立ってる。


まただ……また、胸が痛い。


疼いて、痛いよ。


トントン




アタシはドアをノックした。


『はーい。どうぞ』


先生の声が返ってきた。


心に響いてくる、この声。


声だけなのに、カラダ全体に先生が侵入してくるみたい。


心がしびれて、体もしびれてくる。


「せ、先生?」


やだ、声までも……。