あたしは呆然としてしまった。 優依の冷たい声。 冷たい目。 全てが怖かった。 どうして? あたし何かしたのかな? 「弥生…気にするな?」 「う…ん」 「優依だってさいつも底抜けに明るいわけじゃないって。」 「そだよね…?イライラするときだってあるよね。」 思春期、というこの時期。 たまにはイライラが爆発することだってある。 どうして今このタイミングで来たのかなんて 考えたくはないけれど。