「あの、予約していた木梨ですが…」 聖治が女将さんに声をかける。 「木梨様でいらっしゃいますね!お部屋へご案内いたします。」 そして、あたしと優依は「茜の間」へ。 大と聖治は「山吹の間」へ通された。 茜の間は外から桜の木が見える。 まだすこし早いみたいで桜の花は咲いていない。 「もう少し後だったら満開の桜が見られたんですけどね」 案内してくれた人は残念そうに笑った。 ちょっと落ち着いて、 時間を見ると、12時。 まだまだ観光できる時間だ。 「じゃ、観光行きますか!」 「おうっ!」