気が付くと、 大も 優依も あたしも そして、聖治も。 いつの間にか4人で 大笑いしていた。 ひとしきり笑ってから 「あー笑ったね!」 「うちら、何やってたんだろう? 一番4人でいるのが楽しいの、 うちらが一番わかってるのにね?」 「ま、青春にはありがちな 遠回りってことで!」 「…なぁ、俺の話…。 聞いてくれるか?」 「え、また弥生と二人っきりにすんの?」 「…違う違う、みんなに」 「いいよー何々?」