わたしはゆっくりと高校の中に足を踏み 入れた。高校の中は沢山の人で賑わって いる。 ここがわたしの憧れの地…! 高校の中に足を入れた途端、物凄い勢い で上がる、わたしのテンション。 ぼーっと喜びに浸っていると、不意に強い 風が吹いた。 すると、砂ぼこりが舞う代わりに桜の花び らが舞い散った。 花びらは、わたしの視界を淡い桃色に染め る。