レイの生き甲斐が俺……? そんなことを嬉しいと思ってしまう自分を叱ってやりたい。 きっとこれは、レイの得意の嘘に違いない。 だって、仮にレイの生き甲斐が本当に俺だとしたら、彼女はうちを出ていったりしないだろう。 歩美のことも。 後悔なんて、とっくにしていない。 レイが居たから。 俺はいつの間にか、レイに溺れていたのだ。 レイは今、どこにいるのだろうか。 色々なことが頭の中でぐるぐると回っている。