あたしはまだ誰にも、 隼人と付き合い出したことを言っていない。 華にも言おうかどうか迷ってる。 でも華は親友だし、言おうかな… 「華、実はね……」 あたしが口を開いた瞬間、 後ろのドアが思い切り開いた。 すると、隼人が友達の桂太くんと教室に入ってきた。 隼人の姿を見ただけで、あたしの心臓は高鳴った。