私が、心の中で驚いていたら…


「ばっかじゃないの!? その子いじめて、水までかけて何がしたいの!?
そんなことしたって…横田は、振り向かないよ!!」

愛先輩が強い言い方で言った。



「で、でも!! 上原先輩だって…横田先輩が好きだったじゃないですか!!

だから、私達の気持ちだってわかるんじゃないですか!?」

先輩が大声で言った。




私は、また驚いた。



愛先輩が、純ちゃんを好き?



嘘でしょう?




「あたしの話はどうでもいいわ!! あんた達がこんなざまじゃ仕方ないから、
渚に言って、マネージャークビにしてもらうから!!」

先輩が、どんどん口が悪くなってきてるのは…気のせい?



「それは勘弁してください~!!」



「うるさい!! 江理!! かかった水拭きにいくよ!!」


先輩が私の手を引っ張って、保険室まで連れていってくれた。