「品濃ー」 ハッと我に帰ると、新田の顔が真ん前にあった。 「わっ!?」 「もう、ボンヤリしないでよ!はい、プリント」 そーだ、新田は集配係だったな。 「サンキュー」 プリントを眺めながら、俺は胸が苦しくなった。 (なんで、こんなに今に あの頃が重なるんだろ...)