高添 未紀...Side そして、三年になった。 「品濃、二組」 「高添、一組」 離れた。 胸がズキッと痛む。 (もう、戻れない。) うちは、苦しくなりながらも、里麻と同じクラスになった喜びを分かち合っていた。 ふと品濃を見ると、アイツは楽しそうに松宮と話していた。 きっともう、うちなんかには何も未練は無いんだろうな。 うちも、早く吹っ切れないと品濃に迷惑だ。 早く、忘れたくて。 でも、そうするほど忘れられない。 過去は綺麗に、鮮やかに蘇る。