「次…か」 次なんて、今はとてもじゃねぇけど考えらんねぇ。 バタン!!! 後ろで何かが倒れる音がした。 「イタ...」 座り込みながら頭を摩るアイツが居た。 「あーダサ、うち」 呟きながらアイツは立ち上がり、膝から血を流しながら平然と歩き出した。 俺は堪らず、話し掛けた。 「血、出てんぞ」