「帰りに美紅におくってもらって、」
「お前なに可愛い女の子に夜道を送らせてるんだよ!!男なんだから自分一人で帰ってこい!!」
「そこは反省してるんだ。でもちょっといまは黙って聞いてて。一切突っ込まないで」
「ひっで!まぁしゃーねーな」
「送ってもらって、一緒に帰りながら他愛もない話をして、善蔵さんから聞いた美紅の話とか美紅たちのおばあさんの態度についていろいろ考えてたら・・・あ、その辺は詳しくはまだ俺も知らないから全部憶測だぞ。そう遠くないところに差し掛かって、美紅の顔見てたらすごい胸の奥がきゅーんってしてきて、今しかないと思って、思い切って告白しました」
「ツッコミどころは多々あるんだが……告白しましたってなぁ、おい。」
和也は頭をかきながら少なからず混乱している脳を整理しようと試みていた
「まぁいい。分かった。いや、よくもないし結構分かってないところもあるんだけど、とりあえずいい。でもこれだけは言っておくぞ」
「なんだ?」
「晴樹、お前もっと喜べ」
「えっ」
「美紅ちゃんの過去とか善蔵さんの話とかおばあさんのこととか気にかかることはたくさんあるんだろうけど、お前までそれを抱えて暗くなるな。彼女を元気付けるのは晴樹、彼氏の役目だ。」


