「自覚はしてる」


「自覚あるのかよ」


「それから本当にたずねようかどうしようか、家の曲がり角のところで15分くらい考えてた」


「晴樹怖いよ、怖すぎるよ」


電話の奥できゃーきゃーいう和也の声を無視して晴樹は続けた


「で、意を決して訪ねたらまさかの美紅が出た」


「まぁ出てもおかしくはないだろう」


「そしたら、どういう流れか分からないままに多分歓迎されて綺麗なお茶菓子を綺麗な庭の前でごちそうになった。うまかった」


「あぁそうかい。それにしても案外美紅ちゃん、柔軟だよな」


「ちょうどお茶タイムだったらしい」


「意味が分からない。いろいろと。まぁいいや、次の質問な。善蔵さんって誰だ?」


「姉妹のおじいさんで父親的な存在」


「と、いうと・・・?」


「美紅たちの両親は小さいときからいなくて、祖父母が親代わりだったらしい」