「姉さま・・・?」

この声は、私の、

「何?」

「顔色が悪いわ」


心の声


「学校始まったばかりだし、その上いきなりのお客様だったからね。疲れたんだわ」

「早く休んだほうがいいわ」

私は嫌な姉だ

「ありがとう、美紅」

美紅は部屋を出ようとしない

「どうしたの、美紅」

「姉さま、もう一つ聞きたいことがあるの」

「何かしら?」

キカナイデ

「もしかして姉さまは、晴樹のこと、」

アタシハウソヲツキタクナイ

「恋愛感情で好きだった?」

「違うわ」
スキヨ

美月はごく自然に笑顔を"作った"

「ありえないわ。まだ会ったばかりじゃない」
ジカンナンテカンケイナイ

「変なこと聞くのね」

「姉さまの顔が無理してるみたいだったから」

「だから疲れだって!まさか・・・嫉妬?」

美月はニヤニヤ"笑ってみせた"

「そんなことは、」
「彼女の身分で嫉妬しないの!どんと構えてなさい!」

「姉さま!」

「なぁに?」

「ありがとう」

「!」

美紅の表示をみて美月は驚いた

今までにみたことないような、軟らかく優しく愛しく無垢な笑顔だった

「美紅、おやすみ」

「姉さまもう寝るの?」

「色々疲れちゃって」

えへへ、と美月は笑った

「おやすみなさい」

美紅は静かに部屋を去った