美月は一本道を歩いていた 「おじいちゃんには申し訳ないことをしたな」 退院の出迎えをできなかったことを少なからず後悔しているようだ 「そろそろ、帰ったころかな」 美月は腕時計を見た ぶらぶらと適当に歩いて時間をつぶしていたのだ 委員会があるなんて嘘 ただ行きたくなかったから逃げただけだった 美月にとって美紅と二人きりになるなんて心苦しいことだった 晴樹と一緒の美紅を見るなんて、なおさら 「苦痛でしかないわ」 そんなわけで美月は一人で遠回りをしていた