「おじいちゃんに会いたいなぁ」 そうだ、明日はおじいちゃんに会いに行こう まだ検査入院が続いているみたいだけど、お見舞いもしたいし おじいちゃんは本当に私のことを大事にしてくれている人だから… 姉さまも誘っていこう 美紅は善蔵を思い出して少し胸が暖かくなり、美月はどうしているだろうかと不安に思いながら、複雑な二つの感情に折り合いのつかないまま眠りについた