-「美月ちゃんにお友達が出来たことが悔しいのね!」 -「美月ちゃんがあなたを見捨てるのが怖いのでしょう!!」 …私はそんなこと、思ってないのに そんな矢のような言葉を激しい剣幕で浴びせた祖母は私の考えなんてきっとどうでもいいのだろう 私がいるとどうしても文句を言いたくなる 私は父と母の円満になるはずだった家庭を崩壊させた原因なのだから でも、理不尽だよなぁ 私は思う そしてこれまでなぜ気づかなかったのだろう?疑問に思わなかったのだろう? どうして私が悪魔にならなきゃいけなかったの?