「美月ちゃん」 教室を出て絵梨花が向かった先は屋上前だった 「もう泣き止んだ?」 自然と優しく手を差し伸べる あまりに自然に そして微笑む 「大丈夫よ絵梨花。ごめんねいきなり泣いちゃったりして…」 「美月ちゃんが笑ってくれるなら構わないわ」 「あの、」 頭に疑問符を浮かべる美月 ずっと疑問に思っていたことを聞く 「どうして私に優しくしてくれたのかしら。中学の時は喧嘩だってしたことあるし、それが原因で…」 気まずそうに下を向く その美しい顔を絵梨花はそっと包み込んだ