時は姉妹の生まれる7、8年前にさかのぼる
加藤紫雨
水原弥生
のちに姉妹の両親となる二人はなんと俺たちと同じ高校出身だったらしい
弥生さんは一人っ子で、紫雨さんは婿入りして結婚したため、姉妹の苗字は母方のものとなっていると善蔵さんは教えてくれた
父・紫雨さんは入学式で新入生代表を務めた学年1の秀才で、最後までその成績をキープし続けたらしい。物腰柔らかな男だったそうだ
母・弥生さんも成績優秀だったようで、その上かなりの美人だったらしい
紫雨さんと弥生さんは出逢ってすぐ恋に落ちた
誰もが羨む美男美女・品行方正秀才の美味しいとこどりカップルとして、学校を賑わせた
それは想像に難くない
あの完璧姉妹の両親なら、それくらいの肩書は意外ではない
しかし人々がもっと想像し難かったのは、二人がのちに“壊れて”しまったということだろう


