病室に移った 清潔すぎるほど清潔で、余計なものが何一つなかった 「この部屋は特別に空気中の不純物が少なくなっております」 無機質な声色の先ほどのナースが言った 3人は悲痛な面持ちで病室を見回したが、善蔵は違った 「こらお前たち、悲惨な顔をするんじゃない。そんな顔では寄ってくる福も逃げていくぞ」 マスクをしたままの顔で言われても痛々しさが増すだけだったのだが、それは言えなかった その時 ガラッ 「すみません、この部屋だと聞いたもので」 扉を勢いよくあけて入ってきたのは晴樹だった