「救急車は??呼んだんでしょうね?」 「いいえ、まだ…」 「どうしてよ。なんですぐ呼ばなかったの」 うろたえながらただ身動きが取れずにいる祖母を美紅は激しい剣幕で怒鳴りつけた 「突然のことで「黙って」 美紅のこれほどまでに有無を言わさぬ威圧感はみたことがなかった 「姉さま、救急に電話を。私はおじいちゃんの所にいるわ。おばあちゃんは邪魔にならないところにいて」 これほどまでに冷徹でテキパキした美紅を今まで誰も見たことがなかった