春樹は、恵理夜を真っ直ぐに見つめた。 「それに?」 「私には、貴女のように嘘を見抜くことはできません」 恵理夜は、人の嘘を見抜く不思議な勘を持っていた。 大抵の人に通じるその能力は幾度となく恵理夜たちを助けてきた。 しかし――