春樹は、深々と頭を下げた。 「大切に、使わせていただきます」 「でも、いつも着けてなくてもいいの」 春樹は、首を傾げた。 「……その手に、触れて欲しい時だってあるもの」 目を合わせずに恵理夜はぽつりと言った。